吹花擘柳 スイカハクリュウ

個人の妄想ですので、原作者様をはじめ、関係各所とは関係ありません。著作権は念のため放棄しておりませんので、無断転載及び無断リンクはなさらないでください。

お知らせ【9/30up】『pierce my heart』32 rui side

『pierce my heart』32を、9/30の0:00にupします。その次のupも『pierce my heart』の予定です。しばらくは『pierce my heart』と『暁を越えて』が続きます。10/1以降も、少なくとも土曜日0:00(予定)のupは続ける予定です。Rについては*Rの場合、極力ランキングなどに反映されないようにします。*事前upしてます【お知らせ】はRの場合しません。*出来るだけ、Rの更に前のupの際などの【お知らせ】でRの予定を記載します。というup...

READ MORE

お願い

個人の妄想ですので、原作者様をはじめ、関係各所とは関係ありません。唯々、類の幸せを願っています。著作権は念のため放棄しておりませんので、無断転載及び無断リンクはなさらないでください。2021.12.3 you330...

READ MORE

pierce my heart 32 rui side

「急に時間をいただいて、申し訳ありません」昼休みの社長室。日本にいるこのタイミングで話さないと、いつまた戻れるか分からない。プライベートな話を社内でするのは違和感があるけど、牧野の見合いまでさほど時間が無いから仕方がない。「なんだ、珍しい」「仕事の話じゃありませんが、よろしいですか」「ああ」こちらを見ながらも、書類を整理している社長。こんなところでこんな話をするのは初めてだ。「俺が、この先結婚とい...

READ MORE

暁を越えて 7 rui side

「ちょっと太りました?」取引先に向かうタクシーの中、部下から言われてやや気分が悪い。別に痩せてる方がいいとは思わないけど、やはり一般的には太る方が不健康だという意味に受け取るだろう。多分彼はそれを感じたのだろう、言い訳のように続けて言う。「いや、いい意味ですよ。少し前は痩せてるっていうか、やつれた感じでしたから」そう言われて、確かにと思う。牧野にも言われたけれど、少し前は人生で一番痩せていた。一時...

READ MORE

暁を越えて 6 rui side

これ以上ないところまで求めて眠ってしまい、隣の動きで目が覚めたのは、もう明るい時間だった。やっぱり週末しか会わないのが問題だと思う。寝入ってしまったのは牧野も同じようで、素肌の体をよじり、俺から離れるところだった。温かな肌が離れ、寒いわけではないのに冷たさを感じて、離れがたく思う。視線を感じたのか、牧野もこちらを見る。「類、もう少し寝てれば?仕事、忙しいんでしょ」「牧野がいないと、よく眠れない」半...

READ MORE

pierce my heart 31 rui side

牧野の見合い話を聞いて、改めて考えると俺はズルいのか。気持ちを他に行かせないように色々しながら、だからといって掴みきることも出来ない。総二郎の言うとおり、そろそろ決着をつけたい。社会に出て、これまでの俺の考えが幼なくて、社会のことなんて大して理解していなかったと思う。確かに俺は花沢家を継ぐはずだけど、実力もなく、更に周りとのつながりを築けなければ、何の力も持たない。俺一人がいなくても会社がどうにか...

READ MORE

pierce my heart 30 rui side

久しぶりに一時帰国。牧野の顔も見たかったけれど、京都までいく時間はなかった。珍しく総二郎から誘われたのは、ちょうど時間が空いた夜だった。京都での仕事も多い総二郎と、牧野は頻繁に会っているようだった。「牧野、見合いするみたいだぞ」グラスが出されてすぐのひと言に、手が止まる。見合いなんて俺は全く聞いていない。「お前、何やってんの?」呆れたような口調で、言いたいことは分かる。だけど、牧野は司との時に道明...

READ MORE

暁を越えて 4 rui side

『もったいない』『夕食ぐらい作る』というのを無視して、夕食は外で食べた。近くに店はいくらでもあるし、作ってる時間があるならもっと他のことに使いたい。部屋に戻れば、いつも通りシャワーへと向かう。俺からがいつもの流れで、というのも牧野が先にベッドに行って寝てたりしたら、と思うから。そういうコトばっかり考えているなんて、幾つだよ俺、と思うけれど、そうなんだから仕方がない。ベッドサイドのウィスキーを口にし...

READ MORE

暁を越えて 3 rui side

お互いの関係は穏やかになったけれど、かえって俺の部屋で会うことは少なくなった。気持ちを確認したからこそ、彼女にしたことに後ろめたさ感じていて、自分勝手に呼び出していたこともそのひとつだった。だから、週末の予定確認が精一杯で、仕事が早く終わったから会いたいなと思っても、なんだか呼んだりすることも出来ずにいた。クローゼットのひとつを牧野に、と話したときもそうだった。『ここ、空いてるから、使って。他のと...

READ MORE